私が15歳の時、友人がバイク事故で亡くなりました。
突然のことで信じられない気持ちと、
その死をなかなか受け止めることができない気持ちとが重なり合い、
当時のことはあまりよく覚えていません。
葬儀どころか、ただ、その友人の棺の中の安らかな顔だけが記憶に残っています。
その後、就職活動を迎え自分が何をしたいのかを考えるようになりました。
「人の役に立つ仕事がしたい」という一つのテーマを設けた時
その友人の死が自然と思い出されました。
大切な人の死に直面し悲嘆に暮れた人達の役に立つ仕事が出来ればと思い、
葬儀に携わる仕事を選びました。
葬儀社の仕事を選んだ理由として
若い社員が多く、一線で活躍する女性社員が多く居ることに
魅力を感じたからでした。
ある奥様が病気にかかりました。
病状は良くなる兆しが感じられず、その死が近付いていることを
家族全員で受止めることを余儀なくされました。
捉え方によっては非情で残酷な話かもしれません。
その奥様も全て承知の上だったのかどうかは定かではありませんが、
ケースとしては非常に稀であることは確かです。
子供と一緒に話し合って決めたというその内容は、
決して形式だけのものではなく
「家族の絆」が凝縮されているように感じたのでした。